プリモ・ジャパンはこの度、プリモ・ジャパンの子会社である璞琳夢鑽石股份有限公司と株式会社ケイ・ウノの3社間で共同出資契約書を締結し、台湾において共同出資会社「愷吾柔璞琳夢股份有限公司」を設立しました。そして共同出資会社よりケイウノ台湾の1号店となる「ケイウノ台北忠孝旗艦店」を8月6日にオープンしました。

ケイウノ台湾1号店をオープンするにあたり、プリモ・ジャパンからは海外事業展開のノウハウを、そして璞琳夢鑽石股份有限公司からは日本と海外でバランスよく訓練を受けた店長と、立ち上げスタッフを提供しています。今回、このケイウノ台湾1号店の店長に抜擢されたのが鄧 喬文(メリッサ・テン)さん。鄧さんはプリモ・ジャパンのグローバル人財開発プログラムの一環として行っている「外国人技能実習生」の2期生として、2018年7月~2019年6月までの1年間、台湾から来日。日本の社員と共に暮らしながら、様々な研修プログラムを受講し、日本のおもてなしを学んできました。技能実習生として日本で学んできた身であるからこそ、メイド・イン・ジャパンのものづくりを世界へ発信するには相応しく、店長としてケイウノブランドの想いを体現する店舗づくりが期待されています。他ブランドの店長という新たな一歩を踏み出した鄧さんが外国人技能実習生として日本で得た学びや、オープンを迎えた今の気持ちを話してくれました。

 

■無事にオープンを迎えましたね。

 

鄧:はい、ありがとうございます。オープンするまでは、新しいブランドの勉強をしたり、オープンの準備をしたりと、慌ただしい日々が続いていたので、無事にオープンすることができてホッとしています。台湾では“オーダーメイド”の文化がないので、「台湾の人に受け入れてもらえるだろうか」という不安もありました。しかしオープン初日から多くのお客様にご来店いただき、実際に目の前でデザインが描かれていく様子を、台湾のお客様も楽しんでいただいている姿を見て、改めてブランドの強みや良さを感じています。

 

■外国人技能実習生として日本でどんなことを学び得ることができましたか。

 

鄧:まずは日本で暮らすことで、様々な日本の文化やおもてなしを肌で感じることができました。日々の生活の中で、台湾にいる時には分からなかった細やかな日本のサービスに触れ、心地の良い接客やサービスを改めて考える機会となりました。また研修プログラムでは、マネジメント論や分析方法など、店舗で働いているだけでは学ぶことができない分野も習得することができました。台湾に帰ってきて、実際に同じ店舗で働くスタッフたちとオープンに向けての準備をする時間の中だけでも、スタッフへの伝え方やコミュニケ―ションなど日本で学んだことが活かせていると感じています。

■ケイウノの店長になると聞いた時、どんな気持ちでしたか。

 

正直びっくりしました。ケイウノは技能実習生として日本にいる間に知ったブランドでしたが、ブランドの印象と自分自身のイメージが異なっていたので、店長という大役を自分が果たせるのか不安に思うこともありました。しかし自身の頑張りを会社が認めてくれて、チャンスを頂けたことに感謝の気持ちもありました。ケイウノというブランドを知っていく中で、新しいチャレンジができることに徐々にやりがいを感じるようになり、今はプリモ・ジャパンの接客力とケイウノの素晴らしい商品をうまく融合させ、仲間と共に全力で取り組みたいと思っています。

 

■これからどんな店舗にしたいと考えていますか。

 

鄧:まずはスタッフがイキイキと仕事をする環境を作りたいと考えています。台湾のアイプリモで働いていたスタッフに加え、このケイウノ台湾1号店のオープンとともに入社をしたスタッフもいます。日本流の細やかなサービスやケイウノのデザイン提案など覚えることも多く、きっと毎日が大変だと感じてしまうと思います。しかしその難しさも楽しさややりがいに感じてもらえるような、温かな雰囲気のある店舗を作りたいです。また現時点ではお客様の目の前でデザイン画を描くブランドが他にはないので、ブランドの魅力を共に働く仲間としっかり共有し、“特別感・オリジナル感”を台湾のお客様に伝えていきたいです。

台湾をはじめ、香港・中国大陸と海外出店を進めているプリモ・ジャパンは様々な場所やブランドで活躍できる人財を育む「グローバル人財開発プログラム」と各エリアでのマルチブランド化を推進しています。今後も国境を越え、プリモグループが一丸となって、多くのお客様の幸せのサポートができるよう、更なる成長を続けて参ります。