プリモ・ジャパンはCSR活動の一環として、富士山自然保護活動に取り組んでいます。2013年に社員の発案から始まったこの活動も今年で7年目。当社のロゴにも使われている富士山の美しい景観を守るため、今年も全国から19名の社員が参加しました。

毎年恒例の活動となっている富士山自然保護活動ですが、実は毎年少しずつ進化をしています。2018年は初めてボランティア清掃活動以外の取り組みにも挑戦。清掃活動に加え、年々増え続ける「外来植物(※1)の駆除作業」も実施し、日本古来からの植物がイキイキと成長でき、生態系が保たれる環境を整えました。そして2019年の活動では、新たに人と植物が共存できる「森づくり活動」のお手伝いを実施しました。

 

※1:もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた植物のこと。

午前中の清掃活動では代表取締役の澤野をはじめとする男性陣の活躍もあり、富士山麓に捨てられた巨大ドラム缶を撤去したり、ガラス瓶などの自然に返ることのできないゴミも大量に回収。何年も人が立ち入っていない場所に、ジュースやお酒の瓶が当時の形のまま残っていることに、参加者からは驚きの声も上がっていました。活動場所は富士山の中腹に位置するため標高も高く、当日は肌寒さを感じる気候でしたが、参加メンバーは「体がぽかぽかしてきました!」と話すほど熱心に取り組んでいました。

午後には整備されていない森へ入り、日本の森林についての知識を勉強しながら作業を行います。近年、鹿の増殖が及ぼす森林環境への影響が社会問題となっていますが、富士山でも同じような問題が出てきています。鹿により食べられてしまう木々を守るための柵を作る作業では、プリモ・ジャパンの強みであるチームワークを発揮。1チーム4~5名のチームに分かれ、真剣に丸太を運び、柵を組み立てます。釘などの留め具は一切使わず、山の中にある素材だけで作るため、木々の大きさや組み方などに試行錯誤しながらも完成した柵は、現地の方にもお褒めいただくほどの仕上がりとなりました。

過去にあった自然のすばらしさを取り戻す「清掃活動」と未来を創る「森づくり活動」を終え、改めて自然環境を守る大切さを感じた参加メンバー。疲労感もありながら、「富士山のパワーを貰い、明日からも頑張れます!」と清々しい気持ちで帰路へとつきました。プリモ・ジャパンはこれからも美しい富士山の環境保全のため、活動を続けて参ります。