プリモ・ジャパン株式会社では、2017年10月1日より、当社台湾子会社である璞琳夢鑽石股份有限公司に所属する女性社員1名を、「外国人技能実習制度」の枠組みにおいて当社に受け入れ、1年間の実習計画に基づき育成することになりました。販売・サービス職において、同制度のもと在留資格が認定された前例は無く、事実上、初めて(*)の試みであります。


 

◆当社独自の実習計画により、従来の制度対象外であった販売・サービス職において在留資格認定へ
「外国人技能実習制度」の適用範囲について、同制度の総合支援機関である公益財団法人国際研修協力機構では、農業、漁業、建設、食品製造、繊維・衣服、機械・金属、その他(主に製造業関連)の75職種を対象としています。ここに販売・サービス職は含まれておりませんが、当社では同制度の趣旨である「技能実習生へ技能等の移転を図り、その国の経済発展を担う人材育成を目的としたもので、我が国の国際協力・国際貢献の重要な一翼」との考え方に共感し、「マネジメント能力」「品質管理」「顧客志向/サービススキル」の3つの方針で独自の実習計画を策定。東京入国管理局により、同制度に資するとの判断である「技能実習1号イ」(企業単独型、来日後1年間有効)の在留資格が、当該社員に対し9月8日付で認定されました。

 

◆グローバル規模での事業拡大に不可欠な高度人財を育成
当社では現在、ブライダルジュエリー専門店を、日本・台湾・香港・中国本土で計102店舗運営し、海外売上比率は20%を超えております。当社が販売するセレクトオーダー式のブライダルジュエリーは、一生身につけていただくことを前提に、高い商品品質はもちろん、対話の中でお客様のご要望を丁寧に伺うなどきめ細やかな接客技能が求められます。当社が今後、アジア各地で事業の更なる拡大を進めるためには、「グローバル視点でのマネジメント能力」を有し、かつ海外で高く支持される「日本基準の商品管理及び接客技術」を体現できる人財を、長期視点に立ち育成することが必要不可欠です。当社では今回の認定を機に、今後も継続的に同制度のもとでグローバルに活躍する社員の育成を進めるとともに、微力ながら当社進出地域における小売業の発展に寄与したいと考えております。

*注)ここで「初」とは、販売・サービス職において、当社が調査可能な範囲で前例が無いことを指し、東京入国管理局の公式発表ではありません。


 

【参考情報】
1)来日する社員について
当社台湾子会社である璞琳夢鑽石股份有限公司に2013年に入社、台北市の忠孝旗艦店に勤務する20代女性です。台湾全11店舗中、トップクラスの販売実績を誇り、今後は店舗マネジメント、ひいては成長著しい中国本土を含む中華圏全体での活躍を期待しての選出となりました。

 

2)来日後の実習内容について
プリモ・ジャパン本社、経営管理本部・人財開発部に所属します。週5日勤務を基本とし、来日後数ヶ月間は午前中を日本語習得に充て、午後は人財開発部での採用・教育関連業務やグローバル会議への出席を通じて視野の拡大を図ります。同時に商品本部やアイプリモ銀座本店での実地研修にも取り組み、実習計画に基づき「グローバルマネジメント」「品質管理」「顧客志向/サービススキル」をバランスよく習得することを目指します。

 

3)来日後の生活基盤について
当社「プリモハウス」にて、日本人社員2名とともに共同生活を送ります。「プリモハウス」とは、当社独自の転勤制度であり、首都圏以外に勤務する社員が1年間限定でアイプリモ銀座本店に異動、共同生活を通じて、業務上のスキルアップとともに視野を拡大し、その後1年間に得た知識や経験を元店舗に還元することで、組織全体の活性化を図る試みです。今回台湾から来日する社員には同制度を通じて日本の生活や風習に親しんでもらうと同時に、日本人社員にも良い刺激を与え、当社のダイバーシティ環境を牽引して欲しいと考えております。