プリモ‧ジャパン株式会社は、2018年5月より、「アイプリモ(I-PRIMO)」「ラザール ダイヤモンド ブティック(Lazare Diamond Boutique)」両ブランドで取り扱う結婚指輪について、男女の性別表記から段階的に「ジェンダーフリー」への表記に変更いたします

当社では、ブライダルジュエリー専門店としては国内最大級の87店舗を44都道府県で運営しており、日本国内で年間約6万組のお客様にブライダルリングをご購入いただいております。これまで「結婚指輪=男女のペアリング」という前提から、結婚指輪の表記には「男性用・女性用」あるいは「M・L(※メンズ、レディースの略称)」などと付記することで、商品ごとに着用していただく性別を、当社自ら規定しておりました。しかしながら昨今「多様な価値観」が広がり「ジェンダーフリー」への関心が高まるなか、2018年初頭に、店頭での販売活動に携わる社員による自発的な意見が当社CSR活動の「PRIMO RING PROJECT」に寄せられ、社内で問題意識を共有。同活動の方針のひとつである「お客様とともに」という考え方のもと、プロジェクトメンバーを中心に各部門との調整を図り、今回の取り組みが実現しました。

 

2018年5月末時点での対応としては、「アイプリモ」「ラザール ダイヤモンド」の主要2ブランドにおいて、日本国内公式ウェブサイト(※)の商品スペック表記から性別表記を削除するとともに、お客様に結婚指輪をご注文いただく際の伝票においても、従来「男性欄/女性欄」としていたものを、性別を規定しないフォームに変更完了しております。

また、今回の取り組みを皮切りに、今後の計画として以下のとおり検討しております。

・一部商品の詳細説明文章:2018年夏を目処に性別を規定しない文章にリライト予定

・商品カタログ(紙)について:現在在庫終了時(2018年秋を予定)に順次切り替え

・店頭での見積書自動発行サービス:次回システム改修時(時期未定)に性別表記を削除

・社内管理上の商品名称について:商品識別記号としてのM/L表記を2019年度中に新たな商品名称へ変更検討

・CSR活動「PRIMO RING PROJECT」を通じ、事例の収集や社員研修など、更なる社内啓蒙活動を推進

 

当社のビジネスモデルにおいて重要な要素である「セレクトオーダー」(100を超える多彩なデザインのなかからお選びいただく完全受注生産の仕組み)と「パーソナルサポート」(プライベートな空間で、お客様の立場に立って商品をご提案する接客スタイル)を追及した結果、今回の「ジェンダーフリー」の取り組みにつながりました。当社では「最高の夢を最高の幸に」の企業理念のもと、今後もお客様おひとりおひとりの「おもい」を「かたち」にするお手伝いを続けてまいります。 

 

※海外事業ならびにオンラインストアについては、市場特性やお客様の利便性を考慮し、今後適切に検討してまいります。

【参考】アイプリモ ブランドサイトの商品スペック表記
拡大
【参考】アイプリモ ブランドサイトの商品スペック表記