マーケットトレンド

結婚という人生の大切な節目に欠かせないブライダルジュエリー。国内市場は、少子化によって婚姻件数はゆるやかに減少しているものの、景気や短期的な流行の影響を受けにくく、安定的に推移しています。価値観の多様化および技術力の進歩により、高度なダイヤモンド加工技術を要する華やかな結婚指輪のデザイン開発が進み、市場における平均単価が上昇する動きも見られます。私たちはブライダルジュエリー専門店として国内最大規模の店舗数を運営しています。アイプリモ、ラザール ダイヤモンドの2つのブランドで、今後も引き続き販売拠点を拡大し、お客様おひとりおひとりの幸せをサポートしてまいります。

国内ブライダルジュエリー市場の推移

 

(億円)

出所:『矢野経済研究所宝石・貴金属市場年鑑2020年版(市場分析編)』より

当社にて作成

成長著しいアジアには、日本を遥かに凌ぐ規模のブライダル市場が存在しています。私たちは2007年に初の海外市場として台湾に進出、その後2011年に香港、2015年に中国本土と、順調に海外事業を拡大してまいりました。台湾や香港においては、すでに日本と同水準までマーケットシェアが高まり、既存店においても成長を続けています。
日本の17.2倍の婚姻数(※1)を有し、今後大きな事業拡大が期待される中国本土では、新しい価値観を持った世代が登場し「モノからコトへ」という消費トレンドが拡がっています。私たちはこうした消費者の変化を追い風に、「日本発のブランド」として高い商品品質かつきめ細やかな接客スタイルを訴求することで付加価値を高め、当地における有力ショッピングモールへ出店するなど、グレーター上海地域を皮切りに他の大都市への展開も行っております。
また、今後のターゲットとなり得る東南アジア5カ国(※2)の人口は、合計すると日本の3.7倍の規模に達しており、アジアにおいて更なる事業拡大の可能性を秘めています。

 

(※1:2018年度の婚姻組数をもとに算出、日本は『厚生労働省・人口動態統計』、中国本土は『中国国家統計局ホームページ』を参照)

(※2:シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンの合計。各国政府統計局ホームページを参照)

アジアの婚姻数と事業展開

※円の大きさは各国および各地域の婚姻数(組)について、日本1とした場合の規模を表しています。

マーケット拡大に向けた取り組み

国内では、結婚指輪の取得率が100%に近づく一方で、婚約指輪の購入は60%未満にとどまっており、未だに伸長の余地があります。美しく輝くダイヤモンドのリングを添えて永遠の愛を誓うプロポーズ。その素晴らしさを多くの方にお伝えすることで、ブライダルジュエリー業界の可能性は大きく広がると考えています。
私たちは、その信頼と実績により、結婚式場、ドレスショップ、ブライダルプロデュース会社などとの全国1700ヶ所を超える緊密なネットワークを構築。異業種コラボレーションや、インターネット広告、ブライダル専門誌等の多様なメディアを活用することにより、プロポーズ文化の浸透とブランド認知度の向上に取り組み、市場の活性化にも貢献しています。